競馬で勝ち続けるために最も重要なのは、実は「馬の見極め」ではなく馬券の買い方です。この記事では、「回収率を上げるための馬券戦略」を初心者にもわかりやすく紹介します。当てにいくのではなく、勝ちにいく買い方を身につけて、着実にプラス収支を目指しましょう。
馬券で勝つために必要なのは「当てる力」ではない
競馬は「当てた者勝ち」だと思われがちですが、実はそれだけでは長期的にプラスにはなりません。
本当に重要なのは、いかに「回収率の高い買い方」を続けられるかです。
他のギャンブルと違い、競馬はオッズの幅が非常に大きいのが特徴です。
つまり、「高配当を狙えるチャンスが多い」一方で、無駄な馬券を買うと一気に資金を減らしてしまう危険もあります。
そこで重要になるのが「当てに行かない買い方」です。
「勝てそうなレース」ではなく、「回収率が見込めるレースだけを買う」という考え方に変える必要があります。
資金管理がすべての土台になる
どんなに上手く予想しても、資金配分が間違っていれば長期的に勝つことはできません。
競馬では「全ての券種(単勝・馬連・3連単など)」に控除率というものがあり、
たとえば単勝・複勝は約80%(控除率20%)、3連単は72.5%と決まっています。
つまり、3連単を買えば買うほど“取り分”が少なくなるということ。
そのため、初心者ほど控除率が低い単勝・複勝から始めるのが理想です。
💡ポイント:
「当たるレースを探す」のではなく、
「オッズに対して期待値がプラスのレースを選ぶ」ことが重要です。
単勝と複勝:最も収束が早い馬券
単勝
単勝は1着の馬を当てるだけなのでシンプル。
控除率が低く、結果が安定しやすい=収束が早いのが特徴です。
人気馬を狙うなら、点数を絞ることが大切です。
広げすぎると「無駄な馬券」が増え、回収率が下がります。
人気馬中心のレースでは、1~2頭に絞って勝負しましょう。
複勝
複勝は「3着以内に入れば当たり」なので、初心者にもおすすめ。
1点買いでも勝負が成立しやすく、安定した回収が可能です。
ただし配当は低めなので、的中率を重視する戦略として使うと良いでしょう。
馬連・ワイド:バランス型の買い方
馬連の特徴
馬連は「選んだ2頭が1・2着に入る」と当たりです。
的中率と回収率のバランスが非常に良い馬券で、上級者も多用しています。
特におすすめなのは、軸馬から相手を流す買い方です。
軸を1頭決め、オッズが高めの穴馬へ流すことで、
的中率を維持しながら上振れを狙うことができます。
💡上級者のコツ:
オッズを見て「どの馬が過小評価されているか」を見極める。
人気馬から流すときも、「オッズベースでお得か」を必ず確認する。
ワイドの特徴
ワイドは「2頭が3着以内」に入れば当たり。
本命サイドでも、穴狙いでも戦略を立てられる万能な券種です。
- 硬いワイド(人気馬同士):1点で高確率に的中しやすい
- 穴ワイド(人気薄から):10倍以上の高配当を狙える
つまり、リスクを調整できる柔軟な馬券なんです。
自分の資金状況や回収ペースに合わせて、戦略を切り替えましょう。
3連系:上振れを最大化する買い方
3連複・3連単の魅力
3連系は一発で大きく勝てる可能性がある反面、収束が遅いのが特徴です。
「穴馬を絡めてオッズの上振れを狙う」ことが前提になります。
3連単は点数が増えやすいため、無駄な買いすぎに注意。
ボックスよりも、フォーメーションで軸を決めて流す買い方がオススメです。
💡フォーメーション例:
- 1着:軸馬1頭
- 2着:人気~中穴
- 3着:穴馬中心
こうすることで、点数を抑えながらも高配当の可能性を残せる構成にできます。
収束スピードと買い方の関係を理解する
| 馬券の種類 | 収束の早さ | 特徴 | 向いている層 |
|---|---|---|---|
| 単勝・複勝 | ★★★★★ | 控除率が低く安定 | 初心者 |
| 馬連・ワイド | ★★★★☆ | バランス型で上振れあり | 中級者 |
| 3連複・3連単 | ★★☆☆☆ | 高配当だが長期勝負 | 上級者 |
「短期で安定したいなら単勝・複勝」
「中期的に伸ばしたいなら馬連・ワイド」
「長期的にドカンと勝ちたいなら3連系」
このように、収束スピードに応じて戦略を組み立てるのが大切です。
リスクヘッジとしての“複数券種買い”
単勝+馬連の組み合わせは非常に効果的です。
どちらか一方が当たればプラスになりやすく、安定感があります。
「単勝で資金回収」「馬連で上振れ」を狙う形が理想です。
複数券種を組み合わせることで、リスクを分散しながら利益を積み上げることができます。
まとめ:回収率アップのための3原則
- 当てに行かない。オッズで考える。
→ 人気や印よりも、オッズと期待値で判断する。 - 資金管理を徹底する。
→ 収束スピードに合わせた券種選びを。 - 複数券種でリスク分散。
→ 単勝×馬連、またはワイド×3連複などを組み合わせる。
結論
競馬で長く勝つ人は、「馬を読む」よりも「馬券を設計する」のが上手い人です。
目先の的中にこだわらず、資金と収束を意識した買い方を続けていけば、
あなたの回収率は確実に上がっていきます。
「当てにいかない勇気」が、競馬で勝つための第一歩です。

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