Bing Image Creatorはマイクロソフトが開発した画像生成AIです。
先月末より日本語対応したことにより、使いやすくなりました。この機会にぜひ使ってみましょう。
この画像生成AIを使うことで、今まで頑張って探していたイメージ通りの画像を自分の言葉でAIに伝えることにより生成できるようになります。
プレゼンの挿絵やブログのアイキャッチ画像など簡単に作成できてしまいます。
まだ少し粗い部分があったりなどするので、プロのイラストレーターや写真には敵わない印象ですが、これからこの技術はさらに発展していくと思われます。
準備
Microsoftアカウントを作成する
Bing Image Creatorを利用するにはMicrosoftアカウントが必須となります。
すでに持っている方は読み飛ばしてください。
会社でMicrosoftアカウントを持っている方も多いと思いますが、個人でアカウントを持っていない方は作っておくと良いと思います。
すべて会社のアカウントに紐づけておくと、転職した際に過去のメールにアクセスできない、各種サービスが参照できなくなるなどの問題が発生します。
サインインする
Bing Image Creatorには下記のURLからアクセスできます。
ブラウザはMicrosoft Edgeだけではなく、Chromeなど他のブラウザからでも使うことが出来ます。
「参加して作成」をクリックするとMicrosoftのサインインページに飛ぶので、先ほど作成したアカウントもしくは、お持ちのアカウント情報を入力してください。
※利用を開始した時点で規約に同意したものとしてみなされます。
画像生成
利用における禁止事項
利用には以下が禁止事項として定められています。
分かりやすいように要約したので、詳細は原文を読んでみてください。
- 害を及ぼす活動や嫌がらせ、いじめ、虐待、脅迫、威嚇、有害なコンテンツの作成や共有
- 他人のプライバシーを侵害する活動や個人情報の開示
- 詐欺や虚偽情報の作成、詐欺的な行為や他人を誤解させるコンテンツの作成
- 他人の権利、特に知的財産権を侵害する行為
- アダルトコンテンツ、暴力や憎悪的なコンテンツ、テロリズムや暴力的過激派のコンテンツ、児童の性的搾取や虐待の素材、攻撃的なコンテンツなどの作成や共有
画像を生成する
サインインが完了すると以下のような画面が表示されます。
早速使ってみましょう。
赤枠の部分に作成したい画像の情報を入力して、作成ボタンをクリックするだけです。
試しに「PCを使って顧客にプレゼンテーションを行うビジネスマンのイラスト」と入力して作成してみます。
15秒ほどで作成は完了し、4枚の画像が作成されました。
ちなみに今回は「イラスト」と指定しましたが、指定しなければリアルな写真風な画像も作成してくれます。
「自転車の籠で寝ている猫」と入力しました。
かなりリアルな画像になっています。
入力を工夫すれば、絵画や幻想的な風景、存在しないような絵なども作成できてしまいます。
コツとしては、しっかりと状況や状態を説明することです。
「○○な○○」のような簡易的な説明ではなく、今回でいうと「自転車の籠で寝ている 猫」と書きましたが、「晴れている日に」などの状況も入れるとさらにイメージ通りの画像が生成できます。
ちなみに入力欄の右側に表示されているバッチのようなものと数字は「ブースト」といって、画像を早く生成してくれる回数を表しています。
この数字がなくなってしまうと画像の生成に5-10分ほどの時間がかかるようになります。
ブーストは使い切っても毎週回復するようなので、なくなってしまった方は遅いまま使うか、次の週まで待つようにしてください。
コンテンツの所有権や著作権
生成した画像の所有権、著作権的なことは気になりますよね。
こちらも規約に書いてあるので、要約してみました。
所有権
Microsoftは、お客様がオンラインサービスに提供したコンテンツに対して所有権を主張しません。ただし、お客様がコンテンツを投稿や送信することで、Microsoftや関連会社、第三者パートナーに、その事業運営に関連する目的でキャプション、プロンプト、作成物、および関連コンテンツを使用する許可が与えられます。これには、コンテンツの複写、配布、送信、公開展示、複製、編集、翻訳・翻案、フォーマット変更などの権限が含まれます。
Microsoftは、お客様が提供したコンテンツの使用に対して対価を支払う義務を負いませんし、コンテンツの掲載や利用にも義務を負いません。Microsoftは、自己の裁量でコンテンツを削除することがあります。
お客様は、提供するコンテンツに関して必要な権利を有しているか、または管理していることを表明し、保証するものとします。これには、コンテンツに関するすべての権利が含まれます。
要するに、「マイクロソフトは生成した画像の所有権は主張しないが、生成された画像はMicrosoftも利用する事ができて削除する事もできる」と読み取れます。
著作権
こちらも要約すると
Microsoftはオンラインサービスによって作成されたコンテンツが著作権などの権利を侵害しないことを保証しないため、ユーザーは自身が使用するコンテンツに関して著作権法や他の法律を遵守する責任があります。また、ユーザーはMicrosoftに対して、著作権侵害などに関連する請求や損失について免責し、無害に保つことに同意する必要があります。
著作権においてMicrosoftは責任を持たないので、ユーザー側で判断してくださいね。とのことです。
利用が加速して事例が増えるまでは画像を商品に使うなどの商用利用はしない方が良いかもしれませんね。
さいごに
今回はBing Image Creatorを使って画像を生成してみました。クオリティの高さに正直驚きました。現在様々な会社が画像生成AIのサービスを展開し始めてきています。
他のサービスも使ってみて、それぞれの特徴や違いなども紹介できればと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ちなみにアイキャッチ画像は「画像生成AIが画像を生み出す様子を表したイラスト」と入力して作成したものです。
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