Microsoftは現地時間9月21日の発表会にてCopilotの公開を発表しました。9月26日のOS「Windows11」のアップデートに合わせて一部の機能から提供が開始されます。
皆さんが気になっているであろう、Officeの各種ソフトウェアやメールで生成AIが使えるようになる「Microsoft 365 Copilot」の企業向け一般利用は2023年11月1日から開始されます。
価格は1ユーザーあたり月額30ドルで、通常のMicrosoft 365サブスクリプションに追加で費用が発生するとのことです。(9/24時点)
では、Microsoft 365 Copilotではどのようなことが出来るようになるのか、公開されている情報の範囲で解説します。
Outlook
Outlookでは以下のようなことが可能になります。
- 複数の人との長いメールスレッドを要約し、各人の視点や未解決のタスクの抽出
- 受信したメールの内容をもとにした新規メールの下書き
- 簡単な指示で簡潔なビジネスメッセージに変換
長いメールを後からCCに入れてもらったり、転送されたりして、後から内容を理解しなければならない状況は仕事をするうえでよくあると思います。そんな時Copilotを使えば、要約しやるべきタスクまで教えてくれます。
Windows Blogs より引用
PowerPoint
PowerPointでは以下のようなことが可能になります。
- Wordファイルをもとにをプレゼン資料を自動生成
- 簡単な指示や概要から新規プレゼンテーションを作成
- 長いプレゼンテーションをボタン一つで要約
プレゼンテーションを自動で生成できるのは魅力的です。自社のテンプレートに合わせたスライドになるのかはわかりませんが、これで資料作成の時間が大幅に削減できそうです。
Windows Blogs より引用
Excel
Excelでは以下のようなことが可能になります。
- 作成したい関数を問い合わせることで数式が生成できる
- 自然言語でデータセットに対する質問
- データから相関関係や傾向を可視化
Excelでグラフを作るのが簡単になりそうです。数式も調べずに問い合わせれば返してくれるので、Excelを使った分析作業が楽になるのは間違いないです。
Windows Blogs より引用
Word
Wordでは以下のようなことが可能になります。
- OneNoteに保存された顧客との議事録をもとにWordで提案書を自動生成
- 文章の要約や、ドキュメントの一部または全体の書き換えができる
- 推敲の支援、重要な点の強調や不整合点の解消ができる
文章の不整合点を見つけてくれるのは大変ありがたい機能ですね。十数ページある文章をすべて読み込んで修正するのは根気が必要な作業です。通常複数人で間違いがないかチェックしたりするので、その作業が丸々短縮できることになります。
Windows Blogs より引用
まとめ
Microsoft 365 Copilotの機能はいかがでしたでしょうか?
これまでの業務プロセスがガラッと変わるようなものではありませんが、一つ一つの作業がとてつもなく効率化するような内容だと思っています。
うまく使いこなすことが出来れば、残業が減らせたり、空いた時間を業績を上げるための作業などに充てることもできるようになります。
今から11月1日が楽しみですね。
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