コンサルタントやマーケティング、経営企画などの業務をされている方は、企業のIR情報を見て経営分析を行うことがよくあるのではないかと思います。
まず、有価証券報告書などを読むのも時間がかかるし、理解するのにも時間がかかると思います。
さらにそこから重要な情報をピックアップして様々な分析を行っていくので、かなりの時間を使って作業していくことになります。
その作業をChatGPTを使えば、とても速い速度で終わらせることが出来ます。
空いた時間を他の業務に回すこともできるし、残業しながらやっている人は残業時間を減らすこともできます。
早速やっていきましょう。
準備
ChatGPTのプラグインを使用するのでGPT-4(ChatGPT Plus)が使えるようになっていることが前提となります。
使用するプラグイン「Link Reader」
使用するプラグインは「Link Reader」です。
Link ReaderはウェブサイトやPDF、PowerPoint、Word、画像ファイルなどのリンク先から情報を抽出し、その内容を解析、要約するツールです。
このプラグインを使うことにより、インターネット上のデジタルコンテンツを読んだり理解する時間を大幅に短縮することが出来ます。
ChatGPT上で「Link Reader」で検索して、インストールしてください。
PDFを読み込んで分析する
今回はトヨタの有価証券報告書を使用し分析してみます。
プロンプト
以下のようにURLを貼り付けて、分析するように命令します。
次のPDF(https://global.toyota/pages/global_toyota/ir/library/securities-report/archives/archives_2023_03.pdf)を解析し、○○分析をしてください。
SWOT分析
まずはSWOT分析をやってみます。以下のように○○をSWOT分析に変えて実行します。
次のPDF(https://global.toyota/pages/global_toyota/ir/library/securities-report/archives/archives_2023_03.pdf)を解析し、SWOT分析をしてください。
結果は以下のように出力されました。
非常に短い時間でここまで分析してくれます。今回はPDFが長すぎたのですべて解析しきれませんでしたが、十分な分析結果が出ました。
このPDFは、トヨタ自動車株式会社の2023年3月期の有価証券報告書です。全体的な内容を理解するために、SWOT分析(Strengths, Weaknesses, Opportunities, Threats)を行います。
ただし、このPDFは非常に長く、全ての情報を完全に解析することは難しいです。そのため、以下のSWOT分析は、取得できた情報に基づいています。
- Strengths(強み):
- トヨタは世界的に認知されたブランドであり、高品質の製品とサービスで知られています。
- トヨタは大規模な研究開発活動を行っており、新しい技術と製品の開発に取り組んでいます。
- トヨタは広範な製品ラインナップを持っており、多様な顧客ニーズに対応できます。
- Weaknesses(弱み):
- この報告書から直接的な弱みを特定することは難しいです。ただし、一般的に自動車業界は高い固定費と大規模な投資が必要であるため、経済状況の変動に対するリスクがあります。
- Opportunities(機会):
- 電気自動車(EV)と自動運転技術の進化は、トヨタにとって新たなビジネスチャンスを提供します。
- 新興市場(特にアジア)の成長は、新たな販売機会を提供します。
- Threats(脅威):
- 自動車業界は競争が激しく、新規参入者(特にテクノロジー企業)が増えています。
- 環境規制の強化は、製品開発と製造におけるコスト増加をもたらす可能性があります。
- 為替レートの変動は、海外での売上や利益に影響を与える可能性があります。
このSWOT分析はあくまで一部の情報に基づいていますので、より詳細な分析を行うためには、全文の解析や追加情報の取得が必要です。
財務分析
次に以下のように入力し財務分析をやってみます。
一度PDFを読み込んでいるので再度読み込む必要はありません。
次に財務分析をしてください
結果は以下のように表示されました。盤石な財務状況といった感じですね。
以下に、2023年3月期のトヨタ自動車の財務分析を行います。
- 売上高: 14,076,956百万円 2022年3月期の12,607,858百万円から比較すると、売上高は増加しています。これは、トヨタの製品が市場でよく受け入れられ、販売が増加したことを示しています。
- 経常利益: 3,520,848百万円 2022年3月期の2,171,530百万円から比較すると、経常利益も増加しています。これは、売上高の増加とともに、企業の効率性が向上し、利益率が改善したことを示しています。
- 当期純利益: 2,936,379百万円 2022年3月期の1,693,947百万円から比較すると、当期純利益も増加しています。これは、企業の収益性が向上し、税引後の利益が増加したことを示しています。
- 総資産額: 23,230,320百万円 2022年3月期の20,991,040百万円から比較すると、総資産額も増加しています。これは、企業の資産が増加し、企業の規模が拡大したことを示しています。
- 自己資本比率: 71.0% 2022年3月期の69.6%から比較すると、自己資本比率も若干増加しています。これは、企業の財務健全性が維持され、自己資本による資金調達が増加したことを示しています。
- 自己資本利益率: 18.9% 2022年3月期の11.9%から比較すると、自己資本利益率も大幅に増加しています。これは、企業の投資効率が向上し、自己資本に対する利益が増加したことを示しています。
以上の分析から、2023年3月期のトヨタ自動車は、売上高、経常利益、当期純利益、総資産額、自己資本比率、自己資本利益率ともに前年度に比べて改善しています。これは、トヨタ自動車のビジネスパフォーマンスが向上し、財務健全性が維持されていることを示しています。
業績分析
次は業績分析をしてみます。
同じようにChatGPTに入力します。
次に財務分析をしてください
結果は以下のように表示されました。
株価収益率に少し問題ありとのことです。
以下に、2023年3月期の業績分析を行います。
- 売上高: 14,076,956百万円
- 前年度(2022年3月期)と比較して、売上高は増加しています。これは、トヨタの製品が市場でよく受け入れられていることを示しています。
- 経常利益: 3,520,848百万円
- 経常利益も前年度と比較して増加しています。これは、トヨタが効率的に運営されていることを示しており、売上高の増加が利益に直接反映されていることを示しています。
- 当期純利益: 2,936,379百万円
- 当期純利益も増加しています。これは、トヨタがその期間に成功した経営戦略を実行していることを示しています。
- 総資産額: 23,230,320百万円
- 総資産額も増加しています。これは、トヨタがその資産を増やし、企業の成長を支えるための投資を行っていることを示しています。
- 自己資本比率: 71.0%
- 自己資本比率も増加しています。これは、トヨタが自己資本を増やし、財務安定性を強化していることを示しています。
- 株価収益率 (PER): 8.7倍
- 株価収益率が減少しています。これは、株価が利益に対して割安になっていることを示しています。
以上の分析から、トヨタは2023年3月期において売上高、経常利益、当期純利益、総資産額、自己資本比率のすべてが増加しており、健全な財務状態を維持していることがわかります。しかし、株価収益率の減少は、投資家が将来の利益成長をあまり期待していない可能性を示しているか、もしくは株価が適正価格以下になっている可能性を示しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ChatGPTでかなりのレベルの分析が出来てしまいます。しかも人が分析するスピードの何十倍も早く分析することが出来ます。(この事例でも5分ほどしかかかっていません。)
ChatGPTをうまく活用していけば、今まで時間をかけて実施していた業務が短時間で終わらせることが出来るようになります。
ガンガン使って自分の業務を効率化していきましょう。
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